約 568,857 件
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ダンジョン内に必ず一部屋存在している NPCがいる。 仲間として雇えるものから、武器や仲間の強化をしてくれる者もいる。店である可能性もある。
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女子関係 高橋小夜子 紺野比呂の中学三年生のとき同級生。 麦のバイト先のすぐ近くでバイト中。 光が丘女子高校。比呂に片想い。 水谷由香 幸村那央の幼馴染。 幼稚園~中学までずっと一緒だった。 その間ずっと幸村に片想い。 話をしたことは一度もない。 永田ちかげ 紺野家のおとなりの娘さん。 比呂に憧れている。 佐伯みゆ 麦っこりの妹。年が10才離れている。 お兄ちゃんの事が大好きだけど、 夢は紺野君のお嫁さん。 木下葉月 小沢潤也が物心がついてからずっと憧れ続けている 隣の家のお姉さん。 その後、潤也から告白し、恋人となる。
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120:満月 2009/12/20(日) 23 42 09 ID Xg7ov7WtO 血や尿などの体液を使うものが殆どなのですが… もし少しでも「いやだ」「きたない」等と感じたら実行はオススメできません そう思う気持ちは術の効果を消してしまうので… 150:満月 2009/12/21(月) 11 56 34 ID xcSh1xwnO 先輩の術は何かと体液を使用するので、 そういったものに抵抗があれば術実行はおやめ下さい 147:満月 2009/12/21(月) 11 33 02 ID xcSh1xwnO 復縁とのことでしたよね…? 先輩の自作の術らしいのですが… それでよければ一度試してみて下さいませ 彼に渡せずにいる服を使用して下さい 必要なものは あなたの髪の毛と下の毛(あれば彼のも) 赤い糸 尿(生理中であれば経血も) 満月の夜にですね まず尿を赤い糸にかけて下さい 生理中であれば糸の真ん中辺りに左手中指で 経血を付着させて下さい それを満月の光が糸に当たるような場所にかけて 乾かして下さい 1日たって糸が乾いたら、服の裾の折り返しに なってるところはわかりますか? そこを一部だけ一旦開いてその中に髪の毛と下の毛 (彼のがある場合毛同士取れぬよう結んで)、 乾いた糸を入れてきれいに縫って下さい それを何らかの形で彼に渡せるなら渡し、 不可能でしたら効果は少し落ちますが彼の家の付近 (できれば彼の部屋の近く)に埋めて下さい
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☆ ☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆ ● 夕闇迫る、公園の高台。 遥は、「正体を現した」さくらを睨み付けていた。 公園の外灯の光の範囲がちょうど届かない場所に立つさくらの表情は、闇に紛れてよく見えない。けれど。 さくらが能力者であることは最早疑いようもない。では、なぜさくらは自らが「能力者であることを隠して」リゾナンターに接近 したのか。 遥は最もシンプルで、わかりやすい答えを出した。 「まーちゃん!そいつから離れろ!!」 敵。 それがそれまでのさくらの行動を理由づけるのに、無理のない解答。 遥はその結果に一片の疑いさえ持たなかった。 「どぅー、何言ってるの?」 「そいつは敵、敵なんだよ!!いいから早く!!」 塩辛い声を振り絞り、遥が叫ぶ。 「意味わかんない!さくらちゃんが敵のはずないじゃん!!」 「うるせえ馬鹿!じゃあなんでそいつはハルたちに能力者だってこと隠してたんだよ!!」 優樹にとっては理不尽極まりない遥の言葉。 当然感情がヒートアップし、それがまた遥の神経を逆なでする。 「いいから、来いよ!!」 ついには優樹に駆け寄り手を無理やり引っ張るという実力行使に訴える。 普段はどちらかと言えば非力な部類に属する遥ではあるが、遥の必死さに優樹が圧し負けた形だ。 しかしいったんさくらから引き離されると、優樹は無理やり遥の手を振りほどいた。 「もう、痛いってば!どぅーおかしいよ、何でさくらちゃんが敵なんだよ!!」 「あのなあ!こいつが味方なら、わざわざ能力者であることを隠す必要なんてないだろうがよ!!おいお前も!黙ってないで何とか 言ったらどうなんだよ!!!!」 遥の顔は、怒りで紅潮していた。 分からず屋の優樹に、そして自分たちを騙したさくらに対して。 対照的に、さくらは至って冷静だった。 確かに遥に能力者であることを知られてしまったのは事実だ。それに対して申し開きをするつもりもない。 紺野博士に与えられた期間は3日間。予定より1日早く「研修」を終えてしまうことになるが仕方ないだろう。 ただ、「誤解」だけは解かなければならない。 「工藤さん、聞いてください」 「なんだよ、いまさら目の錯覚だったなんて、信じないからな!!」 「いいえ。私が能力者であることに、異論は挟みません。けど…」 一歩、前に踏み出す。闇から外れ、外灯の光の当たる場所へ。 さくらの目が、遥を見据える。 「私はあなたたちに敵意はありません。そんなつもりで近づいたんじゃありません。私はただ…知りたかっただけ」 「…何をだよ」 「人が、人を助けるということ。人同士の、絆」 最後の言葉は、さくら自身それまで思いもしなかった言葉だった。 何故、人は無償で人を助けるのか。たまたま通りかかった里保が、さくらに救いの手を差し伸べたように。 絆。ふと頭に浮かんだ言葉だった。 どうして突然そんなことを閃いたのか、今ならわかる気がする。 「私はあなたたちと出会い、その中から私なりに何かを学ぼうとしました。それがきっと『博士』の意図なのだろうと。そして私自身 も誰かを助けようと、鞘師さんがしたように私も『人が人を助ける』ことを実践しました」 「何か…何かわかったのかよ」 遥は、完全にさくらに押されていた。 相手の言葉を否定するどころか、話の続きを促しさえしている。 さくらが語るさくらの目的、そんなものは「デタラメ言ってんな、そんなの素性を隠した理由になんねえよ!!」と一喝すればいいだ けの話。けれど、それができなかった。目の前の少女は敵かもしれない、という理性が、それを否定する本能に押されていたのだ。 遥が待つ、さくらの返事。 張り詰める空気とは裏腹に、さくらの表情が崩れる。 「わかりませんでした」 「はぁ?」 拍子抜けの答えに訝る遥を余所に、さくらは笑顔を見せた。 それは彼女にとって、生まれて初めての心からの笑顔だった。 「どうして人が人を助けるのか、理由が言葉では出てこないんです。ただ…」 「ただ?」 「人を助けると心が、暖かい」 言いながら、胸に手を当てる。 そして思い出す。スマイレージの不意打ちから春菜を助けた時の、感情を。 春菜の心からの感謝。それはさくらの心を温める。まるで、春の柔らかな日差しに包まれたかのように。そしてそれは、悪くない気持 ちだった。 「私が学んだ、得たものはたったそれだけ。でも、それで十分な気がします。だからこそ、佐藤さんに素性を打ち明けることができた のかもしれません。もう、お別れだから…」 「さくらちゃん、お別れって!!」 それまで黙ってさくらの話を聞いていた優樹が、大きな声を上げた。 「どのみちあと1日だったんです。少し別れの日が早まっただけ、ただそれだけなんです。短い間だったけど、みなさんに会えて。佐 藤さんや、工藤さんに会えて。このことは、忘れません」 さくらは、リゾナントで過ごした2日間のことを思い返す。 助けてくれた里保。手当てしてくれたさゆみ、聖。料理について教えてくれた衣梨奈。歓迎会で世話を焼いてくれた香音。綺麗な服を 貸してくれた春菜。わからないことを聞いても嫌な顔せず答えてくれた亜佑美。あまり話はしなかったけれど、それでも暖かな眼差し で見守ってくれたれいな。そして、目の前の優樹と遥。 「なあ。お前さ…こんな途中でいなくなること、本当に納得してんの?」 「えっ」 「だってお前。泣いてんじゃん」 遥に指摘されはじめて、気づく。 頬を流れる、涙の存在に。 「あ…れ?どうしちゃったんだろ、私」 慌てて涙を拭うさくらだが、涙は次から次へと溢れ出し止まる気配すらない。 「さくらちゃん、本当は嫌なんだよ。だって、こんな形でお別れするなんて、まさだって嫌だもん!!」 優樹の、まっすぐな言葉がさくらを捉える。 私は、嫌なんだろうか。不本意な形で去らなければならないということを?それとも、みんなと別れること自体が? 考えが、まとまらない。さくらは明らかに、戸惑っていた。 「ねえどぅーも何とか言ってよ!このままじゃさくらちゃん…」 「そ、そんなこと言ったって」 戸惑っているのは遥も同じだった。 さくらは敵だ。遥の中で作り上げてきた概念が揺さぶられ、崩されようとしている。 ― 見えルものだけガ真実とハ思ウな ― ジュンジュンの言葉が、鮮やかに甦る。 今がその時ではないのか。千里眼でも見ることのできない真実。 それを掴むために遥もまた、もがいていた。 「そうだ!!」 突然、何かを思いついたような声を上げる優樹。 「さくらちゃん、リゾナントにおいでよ!だって能力者なんでしょ?たなさたんもみにしげさんも、ふくぬらさんもさやしすんもうぃ くたさんもすーずきさんも、はるなんもあゆみも絶対賛成してくれるよ!!」 「そんな…」 考えたこともない選択肢だった。 あの喫茶店で、みんなと時を過ごす。一時だけの幻ではなく、ずっと。 考え始めるとそれは、楽しいことのように思えてきた。あの四人から春菜たちを救った時のように、暖かな気持ちが全身を包み込む。 『3日後には、帰ってきてください』 だが、紺野博士の言い残した言葉が重く、伸し掛かる。 そうだ。私は帰らなければいけない。もし、帰ることなく3日が過ぎてしまったら。 私は、死ぬ。 契約を破れば、死が与えられる。それは紺野博士が同意の上で仕掛けた「時限爆弾」。ただ、さくらはその事実ではなく、別のことを 恐れていた。 さくらに植え付けられた、「死の恐怖」。 それは囚われた「銀翼の天使」が与えた、負の感情。生命の危機という、根源的なもの。 けれども、闇の底から這い出てくるような恐怖に抗う気持ちもまた、生まれてきていた。 もしかしたら、みんなに全てを話したら。常識的に考えれば、ありえない。能力者であるとは言え、たった10人の女子供がダークネ スのような巨大組織に立ち向かえるはずが無い。そもそも、彼女たちを争いに巻き込んでしまうようなことを、できるはずがない。が。 この人たちなら、何とかしてくれるのではないか。 根拠はない。建設的材料も無い。なのに、どうしてそう思うのだろう。 思えば、喫茶店を訪れてから理屈では説明できないことばかりだ。この人たちは本当に、ただの能力者なのだろうか。そんな疑問が浮 かんできたその時だった。 「心配しないで。まさたちは正義のために悪い奴らと日々戦う『りぞなんたー』だもん。だから安心してこっちにおいでよ!」 「ちょ、お前!簡単にハルたちの素性ばらすなよ!!」 リゾナンター。 この言葉を、さくらは聞いた事がある。 リゾナンターのことだね リゾ、ナンター? そう。共鳴しあうものたち 「銀翼の天使」がさくらに語った、絆で結ばれた存在。同席していた「黒翼の悪魔」が、その存在の名前を教えてくれた。 リゾナンター、共鳴しあうものたち。 死の刻印とも言うべき記憶を刻みつけられたさくらは、しばらく日常を取り戻すことができなかった。 ダークネスの幹部たちに「リゾナンター」について聞いたのは、日常を取り戻すための手段だったのかもしれない。 リゾナンター、その名前を聞いた彼女たちは様々だった。だが、共通していることがたった一つだけあった。 リゾナンターは、ダークネスの敵であるということ。 つまりダークネスに所属するさくらにとっても、リゾナンターは敵。 心が、揺れる。千々に、乱れる。 自分は果たして、目の前にいる優樹や遥を敵として断じることができるのか。 また逆に、ダークネスを裏切ることができるのか。 どちらにせよ。 さくらが自ら提示した設問には答えを出すことはできなかったが、今すべきことはわかった。 「…佐藤さん。工藤さん。ごめんなさい」 それが、優樹と遥の聞いたさくらの最後の言葉だった。 煙のように。いや、最初からさくらの存在がそこになかったかのように。 さくらの姿は、消えていた。 公園の外灯が、むなしくさくらのいた場所を照らしている。 そこにあるべき影はもう、なかった。 投稿日:2013/11/05(火) 01 28 53.29 0 ☆☆ ● ダークネス本拠地、Dr.マルシェこと紺野の私室。 半円状のテーブルの上に設置された、いくつものモニター。今は全て、沈黙している。 部屋の電気はテーブルのアームライトを除いて全て消され、モニターの無機質な画面が薄ぼんやりとした闇だけを映していた。 紺野は、自らの部屋をわざと暗くするのが好きだった。 光は、深い思考を遮る。逆に、闇は思考の海に沈む静寂をもたらす。 何故自分がダークネスという組織に所属しているのか。幼い頃からその資質を発揮していたとは言え、一介の学生であった紺野を先代 の科学部門統括がスカウトした。今となっては、紺野にとってどうでもいいきっかけではあったが。 それからは豊富な資金と国の研究機関すら凌ぐ技術力を背景に、ひたすら自らの研究を続けてきた。 携帯の電子音が、紺野の思考を遮る。 やや不機嫌になりつつも、通話ボタンを押す。受話器の向こう側の相手は、諜報部の活動員。彼は直属の上司である「鋼脚」に状況を 報告するとともに、紺野にも同じ内容を報告する任務を請け負っていた。 「…そうですか。では予定より少し早くはなりましたが、『さくら』の確保をお願いします。問題ありません。そちらにスペシャリス トを派遣しますから」 指示を手短に伝え、通話を切る。 順調。順調すぎるくらいの、順調。 だが、予定調和のつまらなさを紺野は知っていた。綿密に組まれた計画が変容する、それもまた一興のうちであり、変化し続ける事象 を常に追い求めるのは科学者の性とも言えた。 さくらの内面にどのような変化が起きたか、紺野は知らない。 だが、予定より早い帰還という事態を引き起こした「何か面白いことがあった」ことを、確信していた。 それでこそ、さくらを外界へ送り出した価値があるというものだ。 紺野の記憶はさくらを送り出した、2日前まで飛ぶ。 ★ ☆ ★ 「さて、この前お話した通り。あなたにはこの本拠地の外で学んでもらいます」 「はい」 紺野の私室にて、椅子に座り向き合う二人。 さくらは、紺野の話をただ聞いている。感情にぶれはない。 「少しだけ話をしましょうか。今、コーヒーを淹れますから」 そう言って紺野は席を立ち、部屋の隅にあるコーヒーメーカーの中の黒い液体を落とした。 白いシンプルなカップが2つ。一つは自分が、そしてもう一つはさくらに手渡す。 「ここの世界、すなわちダークネスの本拠地は、外界からすれば異質とも言うべき状態に置かれています」 「いしつ…ですか?」 「ええ。簡単なことです。外界には、私のような能力を持たない普通の人間が多数、暮らしています」 「えっ?」 そこではじめて、さくらの顔に戸惑いが浮かぶ。 その困惑を消すように、大事に持っていたコーヒーカップに口をつけた。 「能力者が多数集まるこの場所は、通常ではありえない。外界の偉い方からすれば、驚異ですらあると言えるでしょうね。でも、現実と して存在している。今あなたが知った、現実として存在している『能力者ではない人間が多数暮らしている世界』と同じようにね」 紺野が、再び回転椅子に座る。 ふわり、と一瞬だけ白衣が舞った。 「あなたがこれからダークネスの一員となるために。あなたは知らなければならない。外界という存在を。外界に生きる普通の人たちと いう、存在を。今回の外出は、そのための外出だと思ってください」 「はい」 それから紺野は、外界における様々な人、事、あらゆるものについて説明をした。 そして大方話し終わるとおもむろに時計に視線を向けた。 「そろそろ、いいでしょう」 「…何がですか?」 「本当はあなたが時を飛ばす限界時間、つまり5秒でよかったんですが」 紺野の言っていることが何を意味するのか、さくらには理解できなかった。 それを見越して、紺野は自らの言葉の種明かしをする。 「実はさっきのコーヒーに、遅効性の毒を仕込んでおきました。解毒薬を服用しなければ、確実に死に至る種類の毒です」 死。 その言葉は嫌が応にもさくらの表情を硬くする。 先日、地下施設にて骨の髄まで味わされた、「銀翼の天使」による死の恐怖。 背中合わせの死を体験したことで、さくらは死に対する恐怖と言うものを学習した。それが今回の「仕掛け」のキーであることなど、何 一つ知らずに。 「3日。毒が効能を発揮するまで、3日間あります。その間に予定通り帰還すれば、解毒薬を差し上げましょう。何の問題もありません。 ただ、予定通りに帰ってくればいいだけの話ですから」 そう言う紺野の顔は、まるで悪戯をしかけた子供のように輝いていた。 これからどうなるのか、ただそれだけを想像しながら。 ★ ☆ ★ 「ちょっとちょっと!何か暗くない?暗い部屋で作業なんかしてたら目が悪くなるぞぉ!!」 ドアをノックせずに、大声とともに上がりこんで来る客人。 回想を中断させられた紺野が、侵入者に視線を向けた。 不必要なまでに明るい声を出すのは、かつての同期。 「わざわざお呼びだてしてすみません、『オガワ』さん」 「水臭いぞこんこん!昔みたいにまこっちゃんって呼んでよー!」 紺野は、深くため息をつく。 早く本題を切り出そう。回転椅子を回し、紺野が「オガワ」に向き直る。 「実は、『さくら』の回収に向かって欲しいのです」 「『さくら』?ああ、あの人工能力者のことか。いいけど、何であたしなわけ?」 「あなたにしか、できないことだと思っています。もしこの回収が成功した場合、プロジェクトの円滑な進行の立役者として、幹部としての評価が上がると思いますよ」 幹部としての評価、という言葉にあからさまに反応する「オガワ」。 アクシデントのついで、という意味合いでお情け同然に幹部に昇格したという経緯のある彼女にとって評価の上昇というのは重要な事項であった。 「よっしゃ!ワタシに任せなさい!!」 「かつての同期としても、あなたに是非活躍していただきたいのです。お願い、できますか」 「こんこん…わたし、誤解してた。こんこんが研究に没頭して同期の絆なんて忘れちゃってたのかと思ってたよ。でも、それは間違いだった。わたし、頑張るよ!!」 妙にテンションの上がった「オガワ」が、小躍りしながら部屋を出てゆく。 単純な子だ。同期4人の中で最もシンプルで、最も能力がなかったのが彼女。紺野が出会って最初に下した評価は、今でも変わっていない。 さて、もう一人の「同期」にも連絡を取るとしますか。 紺野は再び携帯を手に取り、慣れた手つきでボタンを押す。 数回の呼び出し音の後、相手が訝しがりながら電話に出た。 「もしもし。久しぶりだねえ、ガキさん」 投稿日:2013/11/07(木) 02 50 03.89 0 ☆☆☆ ● さくらが遥と優樹の前から、姿を消した。 飛ばされた時間はたったの5秒、だが5秒あれば姿をくらますことなど他愛もない。増してや気配の辿れない人工能力者ならば、尚更のこと。 遥の千里眼の範囲すら外れてしまったさくらを追うことは難しく、二人は喫茶リゾナントの仲間たちに頼るしかなかった。 店にはさゆみとれいなも帰っていた。 血相を変えて飛び込んできた年少組を見て、慌てる年長二人以外のメンバーたち。だが、遥が状況を説明しはじめると皆一様に静かになっていく のだった。 「そんな。さくらちゃんが能力者だったなんて」 明らかにショックを受けた様子の、聖。 「普通の子にしか、見えませんでした。どうして…」 春菜もまた、遥からもたらされた事実をうまく呑み込むことができない。 能力者が感知できない能力者ということは、ベリーズ・キュートやスマイレージ同様人工能力者である可能性が高い。それが何を意味しているか、 多くのメンバーは知っていた。 「敵、なんやろか」 ぽつりと、衣梨奈が漏らした一言。 そこに過剰に反応するのは優樹だ。 「生田さん!さくらちゃんが!敵なわけないじゃないですか!まさは!さくらちゃんをずっと、見てきたんです!!」 遥にしたように、必死の形相で否定する優樹。 若いメンバーたちは、一様に下を向いている。 状況的には、さくらを敵と見做すのが普通である。だが、その仮定と昨日までみんなに見せていたさくらの姿はあまりにもかけ離れていた。 だが、衣梨奈は黙っていられなかった。 「じゃあなんで能力者であることを黙っとったと!?」 「でも!」 「衣梨奈たちはリゾナンターやろ!いつどんな敵に狙われよるかもわからんけん、どんな状況も疑ってかかるのが当然っちゃろ!!」 必死な優樹に負けないように、衣梨奈の言葉もついつい大きくなる。 まるで衣梨奈が敵であるかのように、強く睨み付ける優樹。まさに一触即発の状況。 そこに割って入ったのは、香音だった。 「ちょっと、えりちゃん落ち着いてよ!優樹ちゃんも!」 今にも取っ組み合いそうな二人。衣梨奈を里保が、優樹を亜佑美が引き離す。 収まらない優樹を鎮めようと、説得にかかる亜佑美だが。 「まーちゃん、よく考えな。あの子がうちらの中に潜入して、どういう情報を得たのか。どういう使い方をするのか。このまま見過ごせるような 状況じゃ、ないんだよ?」 「あゆみもさくらちゃんのことを敵だって言うの!?バカ!えぐれπ!ビンボーニン!!」 「なっ…!!」 八つ当たり紛れに放たれた言葉を受け流せるほど、亜佑美も大人ではなかった。 新たな火種が発生か、というタイミングでついに御大が動いた。 「佐藤。いい加減にしい」 「たなさたん…」 静かに言い放つれいな、しかしその威力は絶大だ。 さすがの優樹も普段から慕うれいなに言われては黙るしかない。 「あの子が敵か、味方か。どっちにしろ、捕まえんといけん」 「あ、あのっ!田中さん!!」 れいなの意見に反論したのは、意外にも優樹ではなく遥のほうだった。 「工藤?」 「ハ、ハルもあいつは・・・さくらは、敵じゃないと思います!!」 さくらが流した涙。 遥は、求める真実はそこにあるような気がした。 しかしれいなはそんな遥の希望を突き放す。 「れいなは。さくらちゃんと話しとらんけん。たとえ工藤の言う事が真実でも、はいそうですかなんて、言えん」 「そんな…」 「れいなは素直じゃないなあ。『会ってみなきゃわからない』、そういうことでしょ?」 そこへ助け舟を出したのは、さゆみ。 いや、れいなの言葉をわかりやすく伝えただけ。同期の絆という、言わなくても通じ合うことのできる特別な関係。 「リーダーはさゆやろ。さゆが、言ったらいいと」 「はいはい。みんな。これはリーダー命令です」 さゆみの表情が、引き締まる。 その空気は他のメンバーにも伝わり、店内に緊張した空気が流れた。 「さくらちゃんの捜索、確保。および喫茶リゾナントへの帰還を命じます」 さゆみにとって、それが妥協できるぎりぎりのラインだった。 確かに、さくらと直接話をした優樹や遥が言うなら、彼女は敵ではないのかもしれない。ただ、さゆみはリゾナンターのリーダーである。れいなも 含めた、全員のリゾナンターたちの命を預かる立場でもある。 集団の長たるもの、常に不測の事態に備えなければならない。 前リーダー・新垣里沙の言葉。 どんなことがあっても、メンバーを信じる。 初代リーダー・高橋愛の信念。 どっちつかずなのかもしれない。けれど、いいとこ取りであるつもりだ。最終的にさゆみは自らの出した結論に対し、胸を張ることにした。 リーダーの決断。 それは「会ってみなければわからない」という一点に根差した結論だった。 同時に、さくらと接した人間なら行き着くべきところでもある。確かに事前に相手が敵なのか、それとも味方なのかを予測して事にあたるのも方法 の一つだろう。けれど、さゆみはあえてそうはしなかった。この目で、耳で、確かめなければわからない真実もある。さゆみの言葉には、そういっ た思いが込められていた。 全員が、それぞれの思いを秘めつつ、喫茶店を出る。 走って出るもの。歩いて出るもの。だけど目的は一つ。 さくらを探すために。 「たなさたん!まさは、まさは絶対にさくらちゃんを連れて帰ります!!」 最後に店を出る優樹が、れいなに向かって大きく叫ぶ。 れいなはそんな優樹の頭を、くしゃくしゃと撫でた。 「さっきはれいな、会ってみんとわからん言ったっちゃけど。佐藤は佐藤の、信じた道を行き」 「はい!!」 元気よく飛び出す優樹を見送りながら、目を細めるれいな。 すると、今度は先に出たはずの遥が戻ってきた。 「あの、田中さん」 「ん?」 「さっきはその、生意気言ってすみません!!」 実に、遥らしい対応。 いつもれいなにくっついている優樹に遠慮してか、普段はそれほどれいなと距離を近く取ることをしない遥。だがれいなに尊敬の念を抱いているのは 誰が見ても明らかだった。 そんな遥を、れいなは何も言わずに抱きしめる。 「ええっ!!」 「工藤もたまには、佐藤を見習ってれいなに甘えてきてもいいとよ」 そこへ、今度は勢いよく飛び出していった優樹がUターン。 遥を押しのけるようにれいなの胸に飛び込む。 「やった!まーちゃんも甘えるー!!」 「だーっ!佐藤はそろそろ一人立ちしろ!!」 最終的には優樹が遥をれいなから引き離すようにして、連れ立って店を後にした。 一部始終を見ていたさゆみが、くすくすと笑っている。 「何がおかしいと?」 「ううん、れいなも先輩らしくなったなあって。小春がいた時とか絶対あんなことしなかったのに」 「そう言うさゆだって、リーダーらしくなったっちゃよ?」 そして、互いに笑いあう。 二人の成長は、そのままリゾナントで過ごした年月と意味を同じくしていた。リーダーだった愛のもとに集まった、幼き日のさゆみ、れいな、そして 絵里。それから月日は経ったが、同期の絆はより深まっているように二人には感じられた。 れいなの体が、突然痙攣する。 臓腑の底からこみ上げる不快感。止まらない咳。 「何、どうしたのれいな!!」 「ごほっ、な、何でもないと!ただの!風邪やけん!!」 限界だった。 れいなは行ってくると言ってさゆみの追及をかわすように外へ出て走る。 そしてさゆみが追ってこないことを確かめてから、路地裏でこみ上げたもの全てを吐き出した。 アスファルトに刻まれた、黒い染み。 時間がない。時間が。 だがもちろん、さくらのことを放っておけるはずはない。 自らに迫るタイムリミットを意識から遠ざけるように、れいなはさくらのことを探すのだった。 投稿日:2013/11/11(月) 01 19 31.15 0 ☆☆☆☆ ● 予知能力者と呼ばれる、異能力者。 古代より彼ら、もしくは彼女たちは時の権力者たちを支え、あるいは自らが権力者として君臨してきた。一方で、自らの予知 能力を人のために使うものもいた。例えばリゾナンターであった光井愛佳は、暗い未来に阻まれ行き場をなくそうとしている 人々を何人も救ってきた。 ダークネスの絶対的守護者である、「不戦の守護者」。 彼女は権力者の側にも聖者にもどちらにも属さず、自らの組織が不利益を蒙りそうな時にだけその力を振るう。 組織を守るという意味において彼女はまさしく、神だった。 だが、その神に唾するものがいる。能力者ではないその女は、能力の代わりに自らの知識のみで幹部の座に就いた。 「叡智の集積」などという僭称を与えられ、女が為してきたこと。 神にとっては鼠の歩みに等しい、取るに足りない行為に過ぎなかった。だが。 ある日を境に、その小鼠の「未来」が見えなくなった。 疑念は不快に容易に姿を変える。 迷路に入り込んだ鼠が行き着く先などたかが知れている。 そう思い、捨て置いていた。 自らの心に暗く沈む、澱のような感情に目を背けながら。 守護者は自らが構えた拝殿の中央に座り、瞳を閉じている。 彼女の御付の者である「神取(かんとり)」。右から、鈴音、あさみ。左からまい、みうな。四人は守護者の影となり、戦闘 能力のない主を守っている。 だが、拝殿にて一日中じっとしているという行為。 四人の中でも若輩に属するまいとみうなにとっては退屈そのもの。声を潜めたおしゃべりは、二人の反りの合わなさも相まっ てつまらない諍いへと変化してゆく。 「みうなってさあ、友達いるの?」 「い、いるよ!!」 「うそ!それって人間?」 「人間だもん!!」 あまりに低レベルなやり取り。 我慢していたあさみが、ついに雷を落とす。 「うるさい!守護者様の御前ぞ!!」 一喝され、縮みあがる二人。 見慣れたやり取りではあるが、筆頭の鈴音はいつも何も言わない。 あさみが鈴音のほうを見ると、なんと暢気に居眠りをしているではないか。 筆頭がこれでは、とあさみが肩を竦めかけたその時だった。 「来た」 沈黙し静寂に身を委ねていた「不戦の守護者」が、体を揺らす。 雷にでも撃たれたかのようにびくびくと痙攣する守護者、そして少しの間が空き、大きな両目が見開かれた。 「守護者様?」 「矢口が…『詐術師』が、裕ちゃんを暗殺しようと動く」 拝殿に衝撃が走る。 それほどまでに、「不戦の守護者」が口走った言葉はありえない内容だった。 幹部が組織の長を暗殺、決して許されることではない。 「どうします?すぐに『首領』に伝えますか?」 事態を重く見た鈴音が、問いかける。 しばらく明後日の方向をじっと見ていた拝殿の主だが、導き出した答えはあまりにも意外。 「このことは、我らだけの秘密にしなさい。他言は無用」 「え…?」 「『首領』の暗殺は、失敗する」 守護者に降りてきた未来。 それは「詐術師」がプロジェクトЯ決行のため警備の薄くなった本拠地で首領の暗殺を決行、だが結果は失敗に終わり「詐術 師」が全身穴だらけで地に伏せるというものだった。 ならば「詐術師」を今すぐに拘束し、処刑するというのが本筋。 「皆、なぜ『詐術師』を捕縛しないのか、と思ってる?わからないよね?」 「はい…」 「それを利用するんだよ。『紺野の始末』にね」 孤島の研究所に紺野が赴かないことは既に幹部の誰もが知っていた。 彼女が物質転移装置「ゲート」を操作しないことには、作戦を実行する幹部たちが孤島に到着することができない。幸い、孤 島の研究所における実験は本拠地から遠隔で実行できるもので、わざわざ紺野が足を運ぶ必要はなかった。 監禁状態の「銀翼の天使」「金鴉」「煙鏡」と失踪している「黒翼の悪魔」「赤の粛清」を除いた全ての幹部が、絶海の孤島 に集結する。つまり、本拠地には「首領」と紺野がほぼ無防備の状態で待機していることになる。「詐術師」がそう考えたよ うに、この状況は邪魔な人間を消すのに最適と言えた。 「改めて思ったんだけどさ。カオね。ずっと前からあいつのこと、嫌いだったんだよね。消すならその時しかないっしょ」 淡々と自らの企みを語る守護者。 目の前の蠅がいくら飛び交おうとも、人間にとっては取るに足りないこと。ただ、不快に羽を震わせ耳障りな音をたてるその 様は、不快にすら感じる。紺野は神の怒りに触れたのだ。神罰を、与えなければならない。 矢口が反逆か。バカだねえ。 「不戦の守護者」は小さな旧友について考えた。 守護者はダークネス設立当時のメンバーについては、自ら未来を覗くことを敢えてしなかった。 ダークネスの和を乱すはずがない、そういう信頼があった。甘い考えかもしれないが、それは今でも続いていた。 ただ、「降りてしまった」神託については否定しようがない。 暗殺は失敗する。しかし「詐術師」を助けることは許されない。守護者は小さな旧友の末路に手を合わせた。 それにしても、と「不戦の守護者」は思う。 まさか「詐術師」がこんな大胆なことを実行するなんて。ダークネスの前身であった組織「アサ・ヤン」からの付き合いでは あったが、守護者の知る彼女は金に執着する現実主義者であり、反逆行為を起こすなどという大それたことをやれる人間では なかったはず。 誰かが、裏で糸を引いている? 最初に、「詐術師」の協力者について考えた。 だが、すぐにその必要がないことに気付く。どのみち暗殺は成功しない。不埒な黒幕はそのあとにじっくり炙り出せばいい。 何だったら、始末した紺野が黒幕ということにして真の黒幕を動揺させるのもいい。 「不戦の守護者」は、知らない。 紺野と「詐術師」が繋がっていることを。 ただ、それは未来をつかさどる彼女にとってはどうでもいい話だった。 文字通りの神である自分が動けば、全ては自然に収まる。天高く聳えたつ霊峰が如く、彼女の自信は決して揺るぐことはなかった。 投稿日:2013/11/13(水) 10 19 45.72 0 back 『リゾナンターЯ(イア)』 - 8 next 『リゾナンターЯ(イア)』 - 10
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※ 今回のシナリオは、私がリアルで友人達とSkype、どどんとふ、などを使用してプレイした時のリプレイを改変したものです。 ですので、ハウスルールやその場ルールがそれなりに出てきます。 また、リプレイですのでキャラクターのイメージと違う動きをする場合もあります。 以上をご承知の上ご覧下さい (*^◯^*)「それじゃあ、導入から話していくんだ!」 (´・ω・)「はーい」 彡(゚)(゚)「導入?」 (´・ω・)「今回の事件の取っ掛かりみたいなものだよ、PC達がどうやってこの事件に巻き込まれたのかってとこから話すよってことなんだ」 (*^◯^*)「では、お二人はいつもと同じように探偵事務所にいます。 既に時間はお昼すぎだというのに、電話も鳴らず、お客さんも1人も来ません。 では、お二人共探偵事務所にいる時どんなことをしていますか?」 彡(゚)(゚)「どんなことって言われてもな・・・」 (´・ω・)「イメージでいいんだよ、それじゃあ僕はソファーに座ってコーヒーを飲んでるよ」 彡(゚)(゚)「え、じゃあワイは机に向かってパソコンいじってるわ」 (*^◯^*)「わかりました。ではお二人共しばらくすると、なんだか眠くなってきます。 何かしますか?」 (´・ω・)「んー、特にはしないかなぁ、コーヒーを追加で入れようとするかな」 彡(゚)(゚)「ワイも特に何もしないわ」 (*^◯^*)「わかりました。では、そのままでいると今度は強烈な眠気に襲われます。 立っている場合はその場で崩れ落ちてしまうほどの異常な眠気です。 お二人はその眠気に抵抗することも出来ず、眠りに落ちていくことでしょう」 (*^◯^*)「しばらくすると、お二人は目を覚ましますが、周りの風景が一変していることに気がつきます 周囲は、一面白の壁に覆われた正方形の部屋です。 正面の壁には、真っ白な扉があることがわかります。 また、部屋の片隅には机があり、上には何かものが置いてあることもわかります。 さらに、机と反対側の壁際には、文字通り山のように大量の本が積まれていることがわかりました。 そして、あなた達はそれぞれ真っ白な椅子の上に座っています。 そうして、目を覚ましたあなた達が周囲を見渡していると、必然、あなた達は、自分達の隣にいる、椅子に座った二人の男性に気がつくでしょう。」 (*^◯^*)「では早速ですが、POW×5の成功率で振ってみましょう!」 (´・ω・)「POW×5?何のダイスだろ」 彡(゚)(゚)「POWで振るってどないしたらええんや?」 (*^◯^*)「基本的に技能やPOWなんかで振る時は1D100で振って、成功判定をするんだ! 例えば、今回のやきう君の場合ならPOWが11だから55"以下"の数値を出せば成功になるんだ!」 彡(゚)(゚)「はぇー、以上やなくて以下やと成功なんやな」 (*^◯^*)「ちなみに、10面ダイスや6面ダイスみたいなサイコロがない時は、素直にデジタルのサイコロを使うといいんだ!」 彡(^)(^)「よーし、じゃあ振ってみたるで!」コロコロコロ 彡(゚)(゚) 1D100 → 39 成功 (´・ω・) 1D100 → 68 失敗 彡(^)(^)「お!成功したで!」 (´・ω・)「うーん、ダメか」 (*^◯^*)「ふむふむ、わかりました。 では、自由行動どうぞ!」 (´・ω・)「あら、ここでは何の情報かわからないんだ」 彡(゚)(゚)「自由行動って、何すればええんや?」 (*^◯^*)「何してもいいんだ!調べたいものがあれば調べてもいいし、そのまま座っててもいい、とにかく何をやってもいいんだ!」 (´・ω・)「自由度が高すぎるっていうのも初心者の人が困るところだよね」 (*^◯^*)「何度かやってるとセオリーがわかってくるんだ!今回は原君を見ながらやるといいんだ!」 (´・ω・)「とりあえず、隣に男が二人いるってことは、部屋には4人いるってことでいいんだよね?」 (*^◯^*)「それでいいんだ!」 (´・ω・)「じゃあ、隣の人が気になるから、しっかり見てみたいかな、目星振っていい?」 (*^◯^*)「目星どうぞ!」 彡(゚)(゚)「自分から目星振りたいとか宣言してもええんやなぁ」 (´・ω・)「今度は成功したい!」コロコロコロ (´・ω・) 1D100 → 17 成功 (´・ω・)「成功した!」 (*^◯^*)「おー、じゃあ目星に成功したあなたはこんなことがわかりました。 一人の男は、スーツを着込み、頭には周囲につばのある帽子をかぶっています。 顔にはちょび髭があり、身につけているものから全体的に高級感が漂ってきます。 もう一人の男は、あまりきちっとしすぎない紋付羽織袴を着ています。 髪の毛はオールバックのように後ろに流しており、腰には刀を下げていることがわかります。」 (´・ω・)「ん・・・?まぁ、はい、わかりました。」 彡(゚)(゚)「じゃあ、ワイは横におるやつに話しかけてみたいわ」 (*^◯^*)「なんて話しかけるんだ?」 彡(゚)(゚)「えー、せやなぁ、じゃあ ここがどこだかわかります? みたいな感じで」 (´・ω・)(*^◯^*)(普通だ・・・。) 彡(゚)(゚)「なんや?」 (*^◯^*)「何でもないんだ!じゃあ、そう話しかけると、あなたの隣にいたちょび髭の男は 『いえ、わかりません。眠気に襲われたと思ったら突然こんな所に・・・もしかしてあなたもですか?』 と、返答してきます。」 彡(゚)(゚)「ワイも同じやで、眠くなったと思ったら突然や!」 (*^◯^*)『それと、先程からなんだか記憶が曖昧で、名前も思い出せないんです』 彡(゚)(゚);「え!そら大変やわ!とりあえずワイの名前は山本って言うんですわ」 (*^◯^*)「はい、ここであなた達は自分の記憶がないということに気が付きます。 やきう君は名前だけを覚えていました。 原君は名前すら思い出せませんでした。」 彡(゚)(゚);(´°ω°`)「「えええぇー」」 (*^◯^*)「えー、では、やきう君とちょび髭がそんな話をしていると、横から刀を下げた男が割って入ってきます」 (*^◯^*)『なんや、名前も思い出せんやつがおるんかいな!ワイは梅太郎っちゅうんじゃ!』 (´・ω・)「すいません、私も名前を覚えてないんです」 (*^◯^*)『おや、あなたもですか?しかし、これは困りましたねぇ・・・』 (´・ω・)「GMー、ちょび髭の人に心理学いいですか?」 (*^◯^*)「お、心理学いいよー」 彡(゚)(゚)「心理学?」 (´・ω・)「心理学って言うのは技能の一つで、NPCがなにか隠し事してないかとか、嘘ついてないかとか確かめられるんだ」 (*^◯^*)「ただし、成功判定のサイコロを振るのはGMで成功か失敗かも教えてあげないんだ!」 彡(゚)(゚)「成否教えてくれないって、意味あるんかそれ?」 (´・ω・)「成功率が高いなら結果を信用してもいいんじゃないかなって程度かな、でも成功してたら大きいしね」 (*^◯^*)「じゃあ、ダイスを振るんだ!」コロコロコロ (*^◯^*) 1D100 → シークレットダイス (*^◯^*)「ふむふむ、では、あなたはちょび髭が嘘をついていないように感じました。」 (´・ω・)「うーん、そっかー」 (´・ω・)「じゃあ、次は机の上でも調べてみようかな」 (*^◯^*)「わかったんだ!やきう君はどうするんだ?」 彡(゚)(゚)「同じとこ行かんでもええんか?」 (*^◯^*)「別行動も問題ないんだ!だけど、別々のところで手に入れた情報は、共有するまでは相手は知らないんだ!」 彡(゚)(゚)「ほー、じゃあワイは扉でも調べてみよかな」 (*^◯^*)「わかったんだ!」 (*^◯^*)「まずは、原君から行くんだ! あなたが机の上を見ると、そこには1枚のメモと山のように積まれたプレートが目に入ります。」 (´・ω・)「プレート?まぁ、先にメモを見てみようかな」 (*^◯^*)「はい、ではあなたがメモを見るとそこにはこんな文章が書かれていました。 【此処には貴方の記憶の鍵があり〼】 【扉の先には貴方の記憶があり〼】 」 (´・ω・)「記憶の鍵があります・・・かぁ プレートはどんなんかな?確認したいけど目星いる?」 (*^◯^*)「目星はいらないんだ!プレートは縦3cm横5cmくらいの小さなプラスチックのようなものでできたプレートなんだ! そして、プレートにはそれぞれ一文字ずつ、平仮名や片仮名、漢字、数字、アルファベットなんかが書かれてることがわかるんだ! じゃあここで、アイディアで振ってみよう!」 (´・ω・)「アイディアかー、それ」コロコロコロ (´・ω・) 1D100 → 61 (´°ω°`)「うわ!1多い!」 彡(゚)(゚);「おしぃー」 (*^◯^*)「残念だけど、気づけなかったんだ」 (*^◯^*)「次はやきう君のターンなんだ!」 彡(゚)(゚)「さっき宣言した通り、扉に近づくでー」 (*^◯^*)「わかったんだ! あなたが扉に近づいて行くと、後ろから梅太郎が着いて来ることがわかるんだ!」 彡(゚)(゚)「梅太郎っちゅうと、あの和服のやつか、ま、ええわ気にせず調べるで」 (*^◯^*)「扉に近づくと、白い扉にはいくつか何かをはめ込めるような穴が空いていることと、覗き穴があることがわかるんだ!」 彡(゚)(゚)「この穴はたぶんプレートをはめる穴やろなぁ、まぁ、ワイはまだ知らない情報やけど」 彡(゚)(゚)「あ!せや!聞き耳や!こういう時に使うんやったな! (*^◯^*)「おー!いいね!じゃあ聞き耳で振ってみるんだ!」 彡(^)(^)「よっしゃ!任せとき!」コロコロコロ 彡(゚)(゚) 1D100 → 23 成功 彡(^)(^)「どんなもんや!」 (*^◯^*)「では、あなたは扉の向こうの音を聞こうと聞き耳を立てましたが、特に何の音も聞こえませんでした」 彡( )( )「」 (´・ω・)「いや、落ち込まなくても大丈夫だよ、扉の向こうに音を立てるような危険が無いってわかったんだから!」 彡(゚)(゚)「なるほどな!そういう見方もできる訳か!」 彡(゚)(゚)「じゃあ次は、扉の覗き穴を覗いてみよかな」 (*^◯^*)「わかったんだ! では、あなたが扉の覗き穴を覗くと、荒涼とした大地が広がっているのが見えます。 そして、いつの間にかあなたはその大地に立っていました、周囲は荒れ果て草木の一本すら生えていません 呆然と立ち尽くしていると、突然、近くで何かが爆発した衝撃があなたを襲います。 そして、よくよく周りを見てみると、周囲には塹壕が作られておりそこには日本軍の兵隊が詰めています。 彼らは何者かとの激しい銃撃戦を行っており、あなたの周囲にも弾丸や手榴弾が飛び交い、あなたの真横で彼らが肉塊になる様子をはっきりと見てしまいます。 あなたはこの光景にたいへん恐怖を覚えました ではここで、SANチェックです。 成功で1、失敗で1D6の正気度損失です。」 彡(゚)(゚);「SANチェックってのはなんや?」 (*^◯^*)「今みたいに、恐怖を感じるものや通常ではありえないようなものを見た時に 正気を保てていられるかどうかを判断するための判定なんだ!」 (´・ω・)「SANチェックの場合は、現在の正気度を成功率として1D100を振るんだ 成功なら少しの減少ですむけど、失敗すると一気に正気度が減っちゃうんだよ」 (*^◯^*)「1度に沢山のSAN値が減った場合は、一時的に発狂して、キャラクターが操作不能になったりもするんだ!」 (´・ω・)「それに、正気度が減った状態でまたSANチェックをする時は、その減った正気度が成功率になるから、どんどん成功率が下がっていくんだ」 彡(゚)(゚);「ひえぇ、失敗でけへんやんけ・・・」コロコロコロ 彡(゚)(゚) 1D100 → 79 失敗 彡( )( )「」 (´・ω・)「あちゃー、じゃあ次は1D6を振って正気度がいくつ減るか決めようか」 彡(゚)(゚) 1D6 → 2 (*^◯^*)「2か、じゃあ正気度から2点引くんだ!」 彡(゚)(゚);「2点ですんで助かったわ、ふー、肝が冷えたで」 (*^◯^*)「あと、あの戦闘の光景を見たあと、意識があの部屋に引き戻されて、やきう君は驚いて扉から顔を勢いよく離したね」 (*^◯^*)「それを見た梅太郎は 『なんやそんなに驚いて、そんなおっそろしいものでも見えたんか?』 って言って覗き穴を覗こうとするね」 彡(゚)(゚);「まてまてまて!覗くとヤバイから覗くなや!」 (*^◯^*)「『そんな必死にならんでもええやろ、なんやおっかしなやつよのぅ』 そう言って、梅太郎は覗き窓を覗く事を諦めたね」 彡(-)(-);「ふー、焦ったわー、勝手に覗かれてなんや悪いことでも起きたらいかんしな」 (´・ω・)「僕はそんな風に騒いでるから、扉の方が気になってそっちに向かいたいよ」 (*^◯^*)「おっけーなんだ!扉の前にちょび髭以外の三人が集まったんだ!ちなみにちょび髭は本の山を漁ってるんだ!」 (´・ω・)「GMここで情報共有するね」 (*^◯^*)「わかったんだ!じゃあお互いに見たものをそれぞれ伝えあったんだ!」 彡(゚)(゚)「おお、これでワイがプレートとメモのこと知っててもええんやな?」 (*^◯^*)「そういうことなんだ!」 彡(゚)(゚)「よし、じゃあ、プレートからなんか持ってきて扉にはまるか確認したろか!」 (*^◯^*)「どのプレートを選ぶんだ?」 彡(゚)(゚)「あー、そっか、そこも考えなあかんねやな」 彡(-)(-)(んー、何も意味の無いプレートはめてもあかんやろし、なんかないか・・・) 彡(゚)(゚) ! 彡(゚)(゚)「GMプレートの山の中から、梅太郎って文字は見つかるか?」 (*^◯^*)「そうだねー、じゃあ図書館で振ってみよう!」 (´・ω・)「僕も振っていいかな?」 (*^◯^*)「いいんだ!」 (´・ω・)「初期値だけど、やらないよりはましだよね」コロコロコロ 彡(゚)(゚)「ポイント振ってない技能も初期値で振れるんやなぁ」コロコロコロ 彡(゚)(゚) 1D100 → 29 成功 (´・ω・) 1D100 → 99 ファンブル 彡(^)(^)「お!成功したで!」 (´°ω°`)「うわぁ!ファンブルだ!」 彡(゚)(゚)「ファンブル?」 (´°ω°`)「極端に大きな数値を出しちゃった時にファンブルって言うんだ、ただの失敗じゃなくて致命的失敗なんだよ」 (*^◯^*)「例えば、罠を解除しようとした時にファンブルを出しちゃったら ただ解除できないだけじゃなく、その場で爆発して自分がダメージを受けたりすることもあるんだ!」 (´°ω°`)「つまり、判定に失敗した上に何か悪いことが起きることがある、それがファンブルなんだよ」 (*^◯^*)「まぁ、今回は特に悪いことが起きる要素もないから、ただの失敗になるんだ!」 彡(゚)(゚);「そういうところもGM任せなんやなぁ、TRPGってのは」 (*^◯^*)「さて、成功の判定だけど、無事にプレートの山から、[梅][太][郎]と書かれた三枚のプレートをみつけることができたんだな!」 彡(^)(^)「お、あったか!よかったわ!」 (*^◯^*)「山の中からプレートを探し出した段階で、梅太郎が梅太郎ってプレートを抜き出していることに気がつくね 『なんや、ワイの名前なんか抜き出して、なにしよるんや?』 そう言って、[梅]のプレートをあなたの手から取り去っていったね。」 彡(゚)(゚);「あ!こら!返せや!」 (*^◯^*)「[梅]のプレートを手にした梅太郎は何かに驚いたような表情をしてプレートを見つめているね」 (´・ω・)「あの、どうかしたんですか?」 (*^◯^*)『・・・これは、ワイの記憶の鍵になっとる気がする。 何か具体的なものがあるわけやなけど、これを持ったらそう感じたんや』 (´・ω・)「ふむむ・・・実は扉にそのプレートがはまりそうな穴があるんです。 それが記憶の鍵なら扉の先にはあなたの記憶があるかもしれません。はめてみませんか?」 (*^◯^*)『・・・そうやな、はめてみるか、とにかくここから出るための手がかりが何でもええから必要なんや』 (*^◯^*)「そう言うと、梅太郎はプレートを持って扉に向かい、扉の穴にプレートをはめ込みました。 すると、カチャっと扉の鍵が開くような音がするんだ」 (*^◯^*)「扉の鍵が開いた音を聞くと、梅太郎はドアノブに手をかけて開けようとするね」 (´°ω°`)「あー!ちょっと待って、えーっと、そうだ!やきうのお兄ちゃん!」 彡(゚)(゚);「な、なんや?」 (´°ω°`)「信用を振って、梅太郎さんにまずドアの覗き穴を覗くように促して! ダメなら自分で覗いてもいいから!」 彡(゚)(゚);「わ、わかったで、GM信用振ってええか?」 (*^◯^*)「いいんだ!でも、なんて言って信用させるんだ?」 彡( )( )「ファッ!?そこも考えないかんのか」 彡(゚)(゚);「えー、じゃあ、さっき覗いた時にヤバイものが見えたから、まず覗き穴を覗いたほうがええで!」コロコロコロ 彡(゚)(゚) 1D100 → 2 クリティカル (´・ω・)(*^◯^*)「おお!クリった!」 彡(゚)(゚)「クリ?」 (´・ω・)「クリティカルしたんだよ、さっき僕が出したファンブルの逆で、数値が小さいと成功にボーナスが乗ることがあるんだ!」 彡(^)(^)「おお!そうなんか!」 (*^◯^*);「クリティカルかー、そうだなー、じゃあ、梅太郎はまず覗き穴を覗くことにしたみたいだね それと、小さな声で 『どんなやつが出てこようが、ワイの刀と鉄砲がありゃ負けるわけないでよ』 って言ったのが聞こえたね。」 (´・ω・)「ん?和服に後ろに流した髪に刀に鉄砲・・・」 (´°ω°`)「・・・あっ」 彡(゚)(゚)「どないしたんや?」 (´°ω°`)「GM、目星で梅太郎さんが履いてる靴を見れないかな?」 (*^◯^*)「いいんだ!じゃあ、目星を振るんだ!」 (´・ω・) 1D100 → 42 成功 (*^◯^*)「成功だ!じゃあ、梅太郎さんが履いてるのはブーツだってわかるんだ!」 (´°ω°`)「・・・あー、そういうことー」 彡(゚)(゚)「ん?なんやなんや?」 (´°ω°`)「いや、うん、これはメタ情報だし、僕は記憶を無くしてるからどうしようもないなぁ」 (´°ω°`)「うん、引き続き脱出の手がかりを探そう」 (*^◯^*)「じゃあ、梅太郎さんが扉の覗き窓を覗いたんだな、しばらく見てた後に、彼は『大丈夫そうやで』って言って扉を開けるね」 (*^◯^*)「扉の先、見る?」 彡(゚)(゚)「そりゃまぁ、見るわなぁ」 (´・ω・)「うん、僕も見るよ」 (*^◯^*)「わかったんだ!」 (*^◯^*)「扉の先には、真っ青に染まった空が広がっていた。 雲一つ無い青空だが、映像にもやがかかっているようにところどころぼやけてしまっている。 そんな空を見ていると、視界の端に動く物が見える。 その細長く大きなものは、空を上へ上へと登っていった。」 (*^◯^*)「ここで一旦ダイスタイムなんだ!アイディアもしくは生物学のどちらか値の高い方で振って欲しいんだ!」 彡(゚)(゚)「生物学なんてとってへんから、アイディアやなぁ」コロコロコロ (´・ω・)「僕もアイディアで」コロコロコロ 彡(゚)(゚) 1D100 → 38 成功 (´・ω・) 1D100 → 59 成功 (*^◯^*)「二人とも成功だ!では、二人とも空へ登っていった生き物が龍なんじゃないかな、って思うんだ!」 (*^◯^*)「続きを話していくんだ! その細長く大きなものが空へ消えていくと、映像が切り替わったように場面が変わり、男女が話し合っている様子が見えるんだ! ここにももやがかかってよく見えないうえに、音声もあまり聞き取れないんだ!」 (´・ω・)「聞き耳で会話を聞き取れないかな?」 彡(゚)(゚)「あ、じゃあ、ワイは目星で何か見えないか探したいわ」 (*^◯^*)「わかったんだ!じゃあ、ダイスを振って欲しいんだ!」 (´・ω・) 1D100 → 30 成功 彡(゚)(゚) 1D100 → 56 成功 (*^◯^*)「二人とも成功だ! まず、聞き耳に成功したあなたは、女性が男性に、さっきあなた達が見た細長い生物の話をしていることがわかるんだ! 目星に成功したあなたは、男女が和服を着ていることがわかるんだ!」 (*^◯^*)「また、このタイミングで扉が勝手に閉まり、あなた達は再び真っ白な部屋の中に戻っているんだ! さらに、ガチャッと鍵のしまる音が聞こえたんだ!」 (´・ω・)「ふむふむ」 彡(゚)(゚)「扉は開けようとしてとあかんか?」 (*^◯^*)「びくともしないんだ!」 (´・ω・)「そういえば、梅太郎さんは?何かさっきの龍みたいなのとか見て反応したりしてる?」 (*^◯^*)「梅太郎さんは、驚きを感じているような表情をしてるんだ!」 彡(゚)(゚)「おう、梅ちゃんや大丈夫か?」 (*^◯^*)『・・・あれはワイに間違いなく関係してるわ、わからんけど、なんか確信もってそう言えるで それと、ワイはなんやえらい大事な何かを忘れとる・・・はよ思い出さんと・・・』 (´・ω・)「メモの通りなら梅太郎さんの記憶の一つなのかなぁ、関係はありそうだけど」 彡(゚)(゚)「大事な何かなぁ、何のことやろ」 (*^◯^*)「じゃあ、ここで、本を漁ってたちょび髭があなた達のところにやって来て 『何か進展はありましたか?』 と、聞いてくるんだ!」 彡(゚)(゚)「おぉ、じゃあさっきまでのこと教えたるわ」 (*^◯^*)「じゃあ、情報共有したってことにするんだ!」 (´・ω・)「ちょび髭さんは何かわかりました?」 (*^◯^*)『本の山を見ていたのですが、歴史に関連する本が多いような印象を受けましたね』 (´・ω・)「歴史に関連する本か、GM本の山を漁っててきとうに本を手にとって見たいんだけど、できる?」 (*^◯^*)「んー、じゃあまず図書館で振って欲しいんだ!」 (´・ω・)「む、図書館かー、振ってないから初期値だ」コロコロコロ (´・ω・) 1D100 → 22 成功 (´・ω・)「やった!成功した!」 (*^◯^*)「おー!それじゃあ次に幸運を振って欲しいんだ!」 (´・ω・)「次は幸運かー」コロコロコロ (´・ω・) 1D100 → 71 失敗 (´・ω・)「ぐふぅ、ダメかぁ」 (*^◯^*)「それじゃあ、原君は本の山から小学生が使うレベルの社会の教科書を手に取ったんだ!」 (´・ω・)「社会の教科書?中身は変わったところは無いのかな?」 (*^◯^*)「そうなんだ!中身も外見もごく普通の教科書なんだ!」 彡(゚)(゚)「そうか、てきとうに手に取ったりもできるんやなぁ」 彡(゚)(゚)「よっしゃ、GMプレートの山に手突っ込んでてきとうに一枚引きたいんやけどできるか?」 (*^◯^*);「あー、うーん、そうだなぁ」 (*^◯^*)(初心者だし、判定緩めにした方が良さそうなんだ) (*^◯^*)「じゃあ、幸運振って欲しいんだ」 彡(^)(^)「幸運やな!まかせとけ!」コロコロコロ 彡(゚)(゚) 1D100 → 1 クリティカル (*^◯^*);(´°ω°`)「「ファッ!?」」 彡(^)(^)「どや!これがワイのサイコロ運や!」 (*^◯^*);「あー、クリティカルかー、そうだなぁ じゃあ、プレートの山の中から[仁]の一文字が書かれたプレートを掴みとったんだ」 彡(゚)(゚)「[仁]?何のつながりのあるプレートなんやろ?」 (´・ω・)「うーん、イマイチピンと来ないね、扉にはめて覗いてみる?」 彡(゚)(゚)「それが良さそやなぁ、じゃあGM扉にはめてみるわ」 (*^◯^*)「了解なんだ、じゃあさっきまではまってた[梅][太][郎]のプレートは扉から外したってことでいい?」 (´・ω・)「うん、大丈夫だよー」 (*^◯^*)「じゃあ、取り外して改めて[仁]のプレートをはめると、ガチャッと扉が開くんだ!」 彡(゚)(゚)「まずはワイが覗いてみるわ」 (*^◯^*)「わかったんだ! 覗き穴から覗くと、清潔な病院の一室のような場所が見えるんだ! 何人かの人が立ってるのがわかるけど、もやがかかっててそれ以上はわからないんだ!」 彡(゚)(゚)「病院?とりあえず危険は無さそうやし、開けてみたろか」 (*^◯^*)「では、扉を開けると先ほど覗き穴から見たのと同じ光景が広がっているんだ!」 彡(゚)(゚)「サイコロ振らなわからん、ちゅうことか、じゃあ目星で立っとる人達を観察したいで」 (´・ω・)「じゃあ僕は聞き耳で話し声とか聞きたいな」 (*^◯^*)「わかったんだ!じゃあダイスを振って欲しいんだ!」 彡(゚)(゚) 1D100 → 21 成功 (´・ω・) 1D100 → 46 成功 (*^◯^*)「二人とも成功なんだ!それじゃあこれらのことがわかるんだ! まず目星に成功したあなたは、立っている人達の奥にベッドに横たわり赤ちゃんを抱いている女性の姿が見えるんだ! そして、みなとても嬉しそうな様子なんだ! 聞き耳に成功したあなたは、嬉しそうな喋り声と、部屋のどこかからラジオの音が聞こえてくるんだ! ラジオからは、何かを祝福するような放送が聞こえてくるんだ!」 彡(゚)(゚)「なんや幸せムードいっぱいって感じやな」 (´・ω・)「これだけじゃあんまりピンとこないね」 (*^◯^*)「このあたりで、さっきと同じように扉が閉まって、ガチャっと音がするんだ!」 (´・ω・)「あ、そうだ。梅太郎さんかちょび髭さんのどっちか反応してたりする?」 (*^◯^*)「ちょび髭が動揺してるんだ!」 彡(゚)(゚)「おお、ちょび髭のおっさんどないした」 (*^◯^*)『わかりません・・・わかりませんが、先ほどの光景は私に関わるなにかだということだけはわかりました。 あと、私も何か非常に大切なことを忘れている気がします。』 (´・ω・)「ちょび髭さんもなにか大事なことを忘れてるのかー」 彡(゚)(゚)「梅太郎はなんとなく誰かわかったからええけど、ちょび髭はさっぱりやからなにか情報見つけんとなぁ」 (´・ω・)「だよねぇ・・・」 (´・ω・)「・・・あれ?梅太郎さんがどんな人なのかわかってるの?」 彡(゚)(゚)「え?なんとなくあたりはついとるけど、リアル知識禁止なんやろ?」 彡(^)(^)「ゲームの中の情報だけで気づかせるのは難しいわぁ、久々に頭使っとるで!」 (´・ω・;)「う、うん、そうだね」(なんだろう、やきうのお兄ちゃんの頭の回転がいいと違和感しかないや・・・) (*^◯^*)「さて!次はどうするんだ?」 (´・ω・;)「えーっと、それじゃあ、プレートの山の中から[龍]の文字を探してみたいかな」 彡(゚)(゚)「龍?扉の先に見えたやつか?」 (´・ω・)「うん、他に単語も思いつかなかったし、とりあえず探してみようかなって」 (*^◯^*)「わかったんだ!じゃあ図書館で振って欲しいんだ!」 彡(゚)(゚)「ワイも一緒に振ってええか?」 (*^◯^*)「大丈夫なんだ!」 (´・ω・) 1D100 → 15 成功 彡(゚)(゚) 1D100 → 31 成功 (*^◯^*;)「初期値なのに普通に成功させるね」 (´・ω・)「ダイスの女神様が微笑んでるみたいだね」 (*^◯^*)「とりあえず成功だから、[龍]の文字が書かれてるプレートが見つかるね」 彡(゚)(゚)「おー、じゃあ早速はめてみるか?」 (´・ω・)「いや、その前に梅太郎さんに[龍]のプレートに触ってもらいたいな」 (*^◯^*)「梅太郎がプレートに触れるとまた動揺して、今までよりもっと焦って帰る方法を探し出すんだ」 (´・ω・)「うん、やっぱりこの文字は梅太郎さんに関係あるか」 (´・ω・)「よし、じゃあ扉にはめてみようか」 (*^◯^*)「扉にプレートをはめると梅太郎さんがやってきて扉を開けようとするんだ」 (´・ω・)「あ、まー、今までの様子ならそうなるか」 彡(゚)(゚)「GM止めることはできるか?」 (*^◯^*)「止めるなら梅太郎とのDEXの対抗ロールなんだ!」 彡(゚)(゚)「対抗ロール?」 (*^◯^*)「自分の能力値と相手の能力値を比べて成功値を割り出すってダイスの振りかたなんだ!」 (´・ω・)「例えばやきうのお兄ちゃんと僕がかけっこするとして、DEXの対抗ロールをしたとすると やきうのお兄ちゃんのDEXが14 僕のDEXが7 だね 対抗ロールをする時は (自分の能力値-相手の能力値)×5+50 この計算式で出るから (14-7)×5+50=85 つまり、やきうのお兄ちゃんが85%の成功率でダイスを振れるんだ 僕の場合は15%になっちゃうけどね」 彡(゚)(゚);「お、おう?」 (*^◯^*)「まぁ、わからなかったら素直にGMの支持に従えばいいんだな!」 彡(゚)(゚);「まぁ、今のところ扉開けてヤバイものは出てきてないし、止めなくてもええか」 (´・ω・)「そうだね、開けてもらおうか」 (*^◯^*)「じゃあ梅太郎が扉を開けると、扉の先はもやがかなりかかってるんだ! そして、部屋の中で誰かが何かを書いているのがわかるんだ!」 彡(゚)(゚)「何を書いているかもわからんか?」 (*^◯^*)「それを知りたいなら目星を振るんだ!」 (´・ω・)「僕も目星振っていいかな?」 (*^◯^*)「いいんだ!」 彡(゚)(゚) 1D100 → 16 成功 (´・ω・) 1D100 → 73 失敗 (´°ω°`)「あ、失敗した」 (*^◯^*)「じゃあ成功した人は、その人物が手紙を書いていることがわかるんだ!」 彡(゚)(゚)「手紙か、内容まではわからんか」 (*^◯^*)「一部読み取れたところがあるんだ!そこには、朝廷とか、江戸とか、大名とかが書かれてたんだ!」 彡(゚)(゚)「朝廷、江戸、大名・・・」 (´・ω・)「やっぱり・・・そうだよねぇ」 (*^◯^*)「じゃあ、このあたりで扉がしまるんだ!そしていつものように鍵もしまるんだ!」 (´・ω・)「あ、梅太郎さんはどうしてる?」 (*^◯^*)「はっきりと顔に焦りが浮かんでるんだ! 『あかん!早く思い出さな!何を忘れとるんや!』 って感じでうろたえてるんだ!」 彡(゚)(゚)「んー・・・」 (´・ω・)「うーん、リアル知識は使えないし記憶もなくしてるし・・・まいったな」 彡(゚)(゚)「・・・」 彡(゚)(゚)「あっ」 (´・ω・)「どしたの?」 彡(゚)(゚)「原ちゃん、アレや、社会の教科書持ってなかったか?」 (´°ω°`)「あっ」 彡(゚)(゚)「それで、さっき見た江戸とか朝廷とか引けるんちゃうんか?」 (´°ω°`)「それだ!GMできるかな?」 (*^◯^*)「できるんだ!じゃあ目次で調べたらさっきの単語は載ってることがわかるんだ! ここで、幸運を振って欲しいんだ!」 (´°ω°`)「ここは失敗できないぞー」コロコロコロ 彡(゚)(゚) 1D100 → 92 失敗 (´・ω・) 1D100 → 2 クリティカル (´・ω・)「よし!」 彡(゚)(゚)「原ちゃんここぞというとこに強いなぁ」 (*^◯^*)「じゃあ、教科書を調べていると、記憶を失っているにも関わらず、あなた達2人は知っている顔を見つけるんだ! それは、記憶を失った後に覚えた顔 梅太郎の顔なんだ! でも、教科書に載ってる彼の名前は梅太郎ではなく、坂本龍馬と書かれているんだ!」 (´・ω・)彡(゚)(゚)「「やっぱりかぁーー」」 (´・ω・)「うん、じゃあ梅太郎さん呼んで坂本龍馬のページを見せてあげるよ」 (*^◯^*)「わかったんだ! そのページを見た梅太郎は 『思い出したぜよ』と、呟くとプレートの山から3枚のプレートを手に取って扉へ向かうんだ!」 彡(゚)(゚)「3枚のプレート?」 (´・ω・)「あー、そこになんて書いてあるか見える?」 (*^◯^*)「扉にはめる時に見えるんだ!その3枚のプレートには [近][江][屋]の文字が書かれてるんだ!」 彡( )( )「あかん」 (´°ω°`)「龍馬さんしんじゃう!」 (*^◯^*)「扉の先は畳の部屋で、梅太郎は中へとどんどん進んでいくんだ」 彡(゚)(゚)「龍馬のとこへ走ってって止めれんか?」 (*^◯^*)「梅太郎のところへ近づいていくと、梅太郎が刀を抜いて、切っ先をあなたの方へ向けてくるんだ」 彡( )( )「ほげ!なんでや!」 (*^◯^*)「ここで梅太郎は 『あんさんたちが誰かは知らんが、大事な、ホントに大事なことを思い出させてくれたことには感謝しとるぜよ。 だが、ここから先はワイの戦場や、あんさんたちはこっちに来たらあかんぜよ』 って言うんだ また、それと同時に扉がゆっくり閉まっていくんだ」 彡( )( )「あー、もう止めれんやんけ!」 彡(゚)(゚)「しゃーない、梅太郎に向かってグッドラック!って言うわ」 (*^◯^*)「梅太郎はちょっと笑うと、グッドラックって呟くんだ、それと同時に扉が閉まるんだ」 (´・ω・)「行っちゃったね」 彡(゚)(゚)「行ってまったなー」 彡(゚)(゚)「でだ、ちょび髭はどないすんねや、どんな人か全く検討つかんぞ!」 (´・ω・)「でもなんとなくやらなきゃいけないことはわかったね」 彡(゚)(゚)「あ、せや、さっき原ちゃん調べてたけど、本の山ワイも調べられるか?」 (*^◯^*)「できるんだ!じゃあ図書館で振るんだ!」 彡(゚)(゚) 1D100 → 30 成功 (*^◯^*)「続けて幸運で振るんだ!」 彡(゚)(゚) 1D100 → 17 成功 彡(^)(^)「よし!成功や!」 (*^◯^*)「それじゃあ、めぼしい本を二冊見つけるんだ!」 彡(゚)(゚)「二冊もあったんか」 (*^◯^*)「一冊は歴史が詳しく書いてある年表みたいな本なんだ! もう一冊は相模湾産ヒドロ虫類って名前の本なんだ!」 彡(゚)(゚);「ヒドロ虫?なんやそら?」 (´・ω・)「この二冊ちょび髭さんに見せてみたらどんな反応する?」 (*^◯^*)「ちょび髭はヒドロ虫の本に触った時に『これは私に関係あります。間違いなく』って言うんだ」 彡(゚)(゚)「ふむ、ヒドロ虫はちょび髭に関係あるんやなぁ」 (´・ω・)「ヒドロ虫の本の中身はどんな感じかな?読めそう?」 (*^◯^*)「本の中身を読むことは出来るけど、学術書のような書かれ方をしていて、きちんと理解するのは難しそうなんだ!」 (´・ω・)「ふーむ、学術書か」 彡(゚)(゚)「あ、せや、そのヒドロ虫の本のタイトルのプレートってあるかな?」 (*^◯^*)「相模湾産ヒドロ虫類?」 彡(゚)(゚)「そうそれや」 (*^◯^*)「じゃあプレートの山を探すと、相模湾産ヒドロ虫類の一文字ずつ書かれたプレートが見つかるんだ!」 彡(゚)(゚);「半分冗談やったけどあるんかいな」 (´・ω・)「でもこれを扉にはめればなにかわかりそうだね」 (´・ω・;) 「9枚もあるから、はまるかわかんないけど」 (*^◯^*)「扉には全部はめられるんだ!」 (´・ω・;) 「あ、はめられるんだ。それなら開けてみようかな」 (*^◯^*)「わかったんだ!」 (*^◯^*)「扉を開けると、その先はどこかの研究室のような場所につながるんだ! そこには数人の人間がおり、皆何かの研究を行っているようなんだ また、今回ももやがかかっていて人の顔はわからないんだ!」 (´・ω・)「研究室ね」 (*^◯^*)「それじゃあここで二人とも聞き耳を振るんだ!」 彡(゚)(゚) 1D100 → 83 失敗 (´・ω・) 1D100 → 35 成功 (*^◯^*)「成功した人は、研究室の中の一人が別の人と話をしていることに気が付くんだ! また、会話の中から話をしている人物の内の一人の名前がわかるんだ! 彼は『ヒロヒト』と呼ばれていたんだ!」 (´・ω・)「ヒロヒト?」 彡(゚)(゚);「ヒロヒト・・・」 (´・ω・)「やきうのお兄ちゃんは何かわかりそう?」 彡(゚)(゚);「え?あー、うん、誰かは多分わかったけども・・・」 (*^◯^*)「はい!ここで扉がしまるんだ!」 (´・ω・)「あー、しまっちゃったか」 彡(゚)(゚);「・・・とりあえずさっき見つけた歴史の本とかで調べてみよか」 (*^◯^*)「なんて調べるんだ?」 (´・ω・)「それじゃあ、目次でヒロヒトで出てこないかな?」 (*^◯^*)「んー、それじゃあ幸運で振ってみるんだ」 (´・ω・) 1D100 → 38 成功 (´・ω・;) 「おぉぅ、ギリギリ成功か、危なかった」 (*^◯^*)「成功だと、目次がカタカナでも書かれてたおかげで、ヒロヒトの乗っているページがわかるんだ!」 (´・ω・)「じゃあ、そこを見てみようかな」 (*^◯^*)「わかったんだ! ヒロヒトのページを見ると、そこには写真が載っており、ちょび髭の写真が載ってるんだ ちょび髭は軍服を着込み胸に沢山のバッヂを付け、まっすぐこちらを見据えている写真なんだ そして、写真の下にはヒロヒトではなく別の名前が書かれているんだ そこには、昭和天皇の書かれているんだ」 (´°ω°`)「・・・は?」 彡(゚)(゚);「あー・・・」 (*^◯^*)「君達二人と一緒に本を覗き込んでいたちょび髭は、写真と昭和天皇という文字を見ると、ひどく驚き 『・・・思い出しました。私は行かなくては、伝えなければならない』 そう呟きながら、プレートの山から6枚のプレートを探し出すと、扉に向かうんだ」 (´・ω・)「6枚?何だろ?」 彡(゚)(゚)「なんて書いてあるかわかるか?」 (*^◯^*)「扉にはめた段階で君達二人は文字がわかるんだ! ちょび髭が扉にはめた文字は 日本放送協会 の文字なんだ!」 彡(゚)(゚);(´・ω・;)「あっ・・・」 (*^◯^*)「扉の先はラジオの放送室に繋がっているんだ そして、ちょび髭は中に入っていき、一度二人の方を振り返ると 『貴方達お二人のことは結局わかりませんでしたが、私のやらなければならないことを思い出させてくださり有難う御座いました。 また、どこかでお会いすることは無いかもしれませんが、お元気でお過ごしください。』 と、声をかけてくるんだ」 彡(゚)(゚)「・・・頑張りいな」 (*^◯^*)「ちょび髭はその言葉を聞いて少し微笑むと、ラジオのマイクに向かって話し始めるんだ。 『朕深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑ミ非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト・・・』 二人がその言葉を聞いていると、気が付くと周囲の壁が崩れて、外側から光が部屋の中に入ってくるんだ そして、部屋の中から外が見えるくらいになると、最初に覗き穴の先に見えた戦場が草花に包まれている光景が見えるんだ その様子を見ながら、二人が意識を失い、目が覚めると普段二人が過ごしている探偵事務所にいることがわかるんだ」 (*^◯^*)「二人は無事日常に帰ってこれました!シナリオクリアおめでとう!」 (´・ω・)「ふぅーなんとかなったー」 彡(゚)(゚)「あー疲れたわー、思ったより頭使ったなー」 (*^◯^*)「今回はトゥルーエンドだから一番いいエンディングなんだ!」 (´・ω・)「これで一通りTRPGは終わりだけどどうだった?」 彡(゚)(゚)「正直疲れたわ、だけど謎が解けていく感覚は気持ちええな!」 (*^◯^*)「今回は戦闘の無いシナリオだったから戦闘のやり方は省いたけど、次は戦闘のあるシナリオを用意するんだ! その時はまた一緒にやるんだ!」 彡(゚)(゚)「・・・」 彡(^)(^)「しゃーないなー、2人やと寂しいやろうしその時は参加したるわ!」 (´・ω・)「結構楽しんでたくせに、そういう言い方するから友達少ないんだよ」 彡(゚)(゚);「じゃかしいわい!余計なこと言わんでええわ!」 (*^◯^*)「動画サイトにも色んなシナリオのリプレイ動画があるから、暇があったら見てみるといいんだ!」 (´・ω・)「動画一つで終わるようなシナリオもあるし、時間が無くてもサクッと見れるものも多いから探してみるといいと思うよ」 彡(゚)(゚)「なるほどなぁ、ま、野球もないし見てみたるかな」
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読み まりさのへやるーる 種別 インフレルール 追加のドラ 別名 解説 それ自体が同人ゲームである『東方Project』の二次創作である同人麻雀ゲーム『東方幻想麻雀』に存在する卓の一つ。 「東方幻想麻雀4」より登場したインフレルール卓。 霧雨魔法店卓ルールと同様、赤ドラが増えるのだが、本作とそのアペンドディスクの「東方幻想麻雀4N」とではルールが異なる。 東方幻想麻雀4 25000点持ちの30000点返し 東1局と南1局のみ字牌含むすべての牌に1枚ずつ赤ドラが発生する。 つまり、合計34枚(3麻なら26枚)赤ドラが発生することになる。 東1局と南1局のみ、霧雨魔法店をさらにパワーアップさせたような卓になる。 ただし、他の局では通常ルールと同じになるので、ここで上がりを勝ちとれるかがカギとなる。 東方幻想麻雀4N 50000点持ちの50000点返し 局によって異なる赤ドラが発生する。 東南1局:萬子・東南2局:索子・東南3局:筒子・東南4局:ヤオ九牌、にそれぞれ1枚ずつ赤ドラが発生する。 幻想麻雀4Nと比べると、最大で東南4局目の赤5を含む16枚と、かなり落ち着いた卓となっている。 それにも拘わらず、なぜか持ち点が増えている。 また、両方の卓共通のルールとして、霧雨魔法店とは異なり、「5本場以降の二翻縛り有り」「喰い断有り」ルールのため霧雨魔法店に慣れている人は注意が必要。 この卓で流れるBGMは(カッコ内は初出代) 「恋色マジックオーケストラ(原曲:恋色マジック)」(1~) 「Dim.Dream(原曲:同名)」(1~) 「Spruhregen(原曲:恋色マスタースパーク)」(3G~) 「Air stroll 2.A.M.(原曲:不明)」(4~) 以上の4曲 成分分析 魔理沙の部屋ルールの98%は時間で出来ています。魔理沙の部屋ルールの1%は魔法で出来ています。魔理沙の部屋ルールの1%はやましさで出来ています。 採用状況 前述。 参照 霧雨魔法店ルール 博麗神社境内ルール
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ミーナ「予想外の部分もありましたが、無事ネウロイの撃破できました。みんなお疲れ様」 ルッキーニ「はーいミーナたいちょー」 ミーナ「何かしらルッキーニさん?」 ルッキーニ「多分殆どみんな同じこと思ってると思うんだけど……その人誰?」 俺「どうも」 ミーナ「この人ね。出撃前に説明したと思うんだけど」 シャーリー「ああ、そういえば新人が一人来るとかなんとか……って男!?」 ミーナ「一応男と説明したはずなんだけど……」 バルクホルン「聞くよりも早く勝手に行ってしまったからな」 シャーリー「うぐ……」 エイラ「……すごいナ」 サーニャ「どうしたのエイラ」 エイラ「いやわかるだろサーニャ」 全員(袖でっけぇ……) 俺「?」バッサバッサ リーネ「凄いね……」 宮藤「私も初めて見た時は何かと思ったよ……」 ペリーヌ「でも一応意味はあるみたいですのよね」 坂本「扶桑の巫女服の袖を大きくしたような感じだな」 ミーナ「ま、まあ気になるところは置いといて、自己紹介をお願いします」 俺「あはい。今日からここで戦うことになった俺と言います。出身地は……特に無し。階 級は少尉、公式撃墜数はゼロ、呼び方はお任せします」ビシッ バルクホルン「撃墜数0……何故戦わない」ギロ 俺「魔力を固有魔法の維持と飛行に全部使っているので、魔力を込めて撃ったら墜落しま す。以前それで維持できなくなって死にかけたことが」 ルッキーニ「固有魔法の維持?」 俺「自分の魔法は自由にものを出し入れする空間を作るんで、維持ができなくなったら多 分この基地が2つか3つほど内側から吹っ飛びます」 ルッキーニ「こわっ!」ガクガク シャーリー「ある意味爆弾だなおい……」 エイラ「あんまり占いたくないナ」 サーニャ「どうして?」 エイラ「塔でもでたらどうスル?」 ミーナ「言いたいことは他にもあるでしょうけど、今日はもう休みましょう。宮藤軍曹は 俺少尉を部屋に案内してあげてください」 宮藤「はいっ!」 ミーナ「それでは解散!」 バルクホルン「おいハルトマン寝るなら部屋で寝ろ」ユッサユッサ ハルトマン「ん~あと5時間……」すぅすぅ バルクホルン「まったく新人の紹介の時も起きなかったし……」 ハルトマン「新人~?あああの人ね」 バルクホルン「そうだお前と違って礼儀正しかったぞハルトマン。まあ撃墜数はアレだが 」 ハルトマン「そうかなぁ……なんかあの人私と同じ匂いがするというか、なんというか… …」 バルクホルン「寝言は寝て言え。ほらさっさと部屋に戻るぞ!」 翌日 宮藤「俺さーん起きてくださーい!」ドンドン リーネ「どうしたの芳佳ちゃん?」 宮藤「俺さんが起きないの……」 リーネ「んー……開けてみたらどうかな」 宮藤「ええっそれは悪いよ。見られたくないものだってきっとあると思うし……」 リーネ「だよね……」 ルッキーニ「芳佳ーどうしたの?」 宮藤「あ、ルッキーニちゃん。俺さんが起きないの」 ルッキーニ「なーんだそんなことか、じゃあ俺の上にダイブしてやろっと!」 リーネ「だ、だめだよルッキーニちゃん!」 ルッキーニ「いいからいいから」ガチャ ガチャガチャガチャガチャガチャ! ドドドドドドドドドバサバサバサバサバサ! ルッキーニ「うじゅああああああああああああ!」 宮藤・リーネ「きゃああああああああああ!」 坂本「なんだどうした!」ダダダダ ミーナ「一体何が!?」ダダダダ バルクホルン「わからんがあっちのほうで3人の悲鳴が聞こえた!」ダダダダ ペリーヌ「確かあっちは俺少尉の部屋ですわ!」ダダダダ シャーリー「まさかアイツ3人を……」ダダダダ サーニャ「エイラ……」ダダダダ エイラ「サーニャは私が守る!」ダダダダ ハルトマン「……ふぁ~」タッタッタ ミーナ「こ、これは」 坂本「なんで3人が銃やら本やらに埋もれてるんだ……」 ペリーヌ「お、俺少尉の部屋は図書室でしたの?それとも武器庫?」 バルクホルン「み、宮藤ぃぃぃ大丈夫かぁあぁあ!」バサバサ シャーリー「ルッキーニぃぃぃぃぃ!」ガチャガチャ 数分後 宮藤「た、助かりました」 リーネ「もうルッキーニちゃんが勝手に開けるから」 ルッキーニ「うじゅー……でも開けただけでこんなになるとは思わないもん!」 俺「あれ……みなさんお揃いで」ぼりぼり ミーナ「俺少尉!これはどういうことですか!?」 俺「いや昨日武器がどれだけあるかと状態を点検した後、暇だったので本を読んでそのま ま寝ちゃったみたいです」 ペリーヌ「点検って……これだけの量をどこに」 俺「袖からですよ。片付けるのすぐ終わるからそのまま放置して、そのままの状態にして ること多いんですよね」 シャーリー「いやこれはひどいだろちょっと」 バルクホルン(なんというハルトマンの嗅覚) ペリーヌ「それにしても……部屋がとんでもないことになってますわ」 俺「そのうち片付けるんで問題ないですよ」 ミーナ「いやそういうことじゃなくて……」 ハルトマン「なんか落ち着く」ゴロゴロ ルッキーニ「あ、この絵本私も持ってた!」パラパラ シャーリー「おいこの細剣持ってウェイクアップって言ったら形が変わったんだけどどう なってんだこれ」 リーネ「芳佳ちゃん見て扶桑人形だよ!」 芳佳「ホントだ! でも見たことないなあ何の人形だろ」 坂本「紫の人形に青の人形か、どうやら双子の西洋の人物のようだが」 バルクホルン「見たことがない武器がちらほらあるな……。他にはないか?」がさがさ エイラ「タロットもあるナ……水晶もある」 サーニャ「いくつかあるみたいだし、頼んだらくれるかもしれないよ?」 俺「ところでなんで皆さん勝手に部屋に入ってるんですか」
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佐々木「はっ、キョンが夏休みの宿題をまだ終わらせていなくて困っている!」 ポワポワポワーン 黒佐々木「くっくっ、手伝ってあげようじゃないか。恩を売れて、そのうえ彼の部屋で二人っきりの勉強会だ。 一石二鳥だよ。考えるまでもない。これを逃す手は無いじゃないか」 白佐々木「そんなのいけないわ。宿題を手伝っても彼のためにならないし、困っているところに つけ込むような真似……」 黒佐々木「考えてもみなよ。真夏の蒸し暑い部屋、否が応にも薄着になる二人。いくら朴念仁の彼とて、 うら若い乙女の火照った柔肌を目にすれば意識せずにはいられまい。 そうなれば占めたものさ。あとは若さに任せて……くっくっ」 白佐々木「コ、コホン!確かにあなたの言う通り、友人として少し冷たかったのは認めるわ」 黒佐々木「いや、僕はそんなこと一言も」 白佐々木「今回は特例として認めてあげましょう。さあ、今すぐ可及的速やかに急いで誘うのよ!」 ポワポワポワーン 佐々木「キョン、大変そうだね。よければ僕が手伝おう」 キョン「佐々木、いいのか?」 佐々木「くっくっ、気にしないでくれ。大切な親友のためだ、一肌でも二肌でも脱ごうじゃないか」ハァハァ キョン「それじゃ行くとするか。……しかし今日は蒸し暑いな」 数時間後 キョン「佐々木、今日はありがとうな。助かったぜ」 佐々木「ハハ、気にしないでくれ。しかし、図書館は涼しくて快適だったね、ハハハ……」
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このチャプターでの ミステリー コンキスタドールの足跡 1 ヴィンセント・ペレスの痕跡 1 セテ・シダデスの教義 4 修道士の巡礼の旅 2 宝物 トルコ石の彫刻 2 進行 林立する像の前へ行く。 司祭のパズルの部屋。机の上:コロナドの木彫り 司祭のパズルの部屋。机の上:マルコス・デ・ニサとエステバンの木版 司祭のパズルの部屋。机の上:天国への門にいるマルコス・デ・ニサの木版 司祭のパズルの部屋。机の上:蛇の守護の木版 司祭のパズルの部屋。机の上:スペイン人虐殺の木版 司祭のパズルの部屋。机の上:ペレスの日記 司祭のパズルの部屋。入り口から見て右の階段の上の草の中:フアカタニ 階段で入り口の上、チェイスがいるところへ移動するとパズルが始まる。 司祭の部屋のパズル答え 開いた扉の中へ。段差を下りて手前側、チェイスが泣いているほうへ行く。 ペレスがいる部屋の像のわき:ヘチトシツィ ペレスがいる部屋から撮影:アウレア像の写真(写真) チェイスを置いてステファノの棺へ。 ステファノの剣を写し取る際は表裏、各面三箇所ずつ写す。剣をタッチして写し取る部分を指定すること。 イベント:ステファノの剣を木炭で写したもの チェイスと共に来た道を戻る。 敵と戦闘。すべて倒しきったらダンテの下へ。 ステファノの棺の左脇から外へ脱出。 次のチャプター-17- 銃をよこせへ
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